旅ログ:能登半島一周ソロ・ツーリング

ひとりツール・ド・のと 2011

9/14-16の3日を使って能登半島一周ツーリングをしてきたので、走ったコースや感想等を。

石川県には仕事で何度か行ってるけど、プライベートでは今回がはじめて。知らない土地なので自分でルートを作るのが難しいため、「ツール・ド・のと」で使われているコースをそのまま使いました。大会本番スケジュール(9/17-19)を3日ほど前にシフトしてのソロ・ツーリングです。

この計画の発端は、赤城山ヒルクライム(9/11)の後にカナザワ映画祭(9/16-23)に行きたいと思った事から。赤城山の後は都内で数日過ごすとして、それでも少し間が開いてしまうので妙案はないかと。東京から金沢までの自走を考えるも、40リットルのバックパックがネックです。

それで思いついたのが、金沢まで輪行して映画祭までの間に観光を兼ねて走ればいいんじゃね?と。そういえば能登半島を一周するイベントがあったなと調べてみると、「ツール・ド・のと」が全行程3日/410kmのコース。すごく綺麗にスケジュールが埋まります。黄金の夏休み計画ができ上がりました。

そして走ってみた感想は、とにかく「クソ暑い!」。北陸って地名的にもう少し涼しいイメージがあったんだけど、自分が走った3日間はピーカンだった事もありまるで真夏の暑さ。行く先々の宿のTVからは厳しい残暑の報が漏れ聞こえます。日焼け対策を一切していなかった事もあり後々苦しむことに…。

もう一つは、コースのバランスの良さに感心した事。必ずしも絶景ばかりではないのですが、コース難度的に絶妙のコース設定だと思いました。簡単なようでそこそこハードな、これをこなせれば中級者入りという感じの。ソロライドだと退屈する場所もいくつかありましたが、グループで走るのであれば丁度良いんじゃないでしょうか。

そしてこれだけの距離を集中的に走るのは非常に良いトレーニングになりますね。走り終えた後の体の充実度は見た目にも明らかで、腹部や大腿部にもプクプクと血管が浮き出してたり。2週間後の今もコンディションは上昇傾向にあります。

それではルートを簡単に紹介しましょう。

1日目 | 金沢〜輪島 | 129km, 996m

この日は朝イチで東京から電車移動。一番の下り新幹線は東京駅じゃなくて品川駅始発だという事を初めて知りました。米原で乗り換えて金沢駅にはお昼前に到着。不要な荷物を全部コインロッカーに突っ込んでスタート。コースはルートラボからそれらしきものを拾ってGarmin Edgeに放り込んであります。

実のところ、1日目は「なんだか冴えないコースだなぁ」という印象でした。たった120kmだし、コースプロフィールにあったゴール手前の登りも全然大した事も無く。景色もいかにも「地方の国道」という感じで。唯一、能登有料道路に沿って走っている一般道が解放感に溢れてて気持ちよかったかな。スプリンクラーが道路まで大幅にはみ出してたりして、ちょっと外国っぽかった。大会本番ではスタート直後に走るルートですね。

そんなコースを炎天下の中を北上します。コンビニを見つけるたびに氷菓で冷却。もちろん翌日のためにモリモリと補食を採りながら。

ひとりツール・ド・のと 2011

Edgeが指示するナビの通りに走ると、変な所で脇道に入ったりするのは何だろうと思ったんだけど、これはエイド・ステーションですね。大会本番ではいろんなサポートが受けられる場所ですが、そんなものもちろんありません。でも何かあって見逃すともったいないので、馬鹿丁寧にナビ通りに走ります。

ひとりツール・ド・のと 2011

スタートが遅かったので、ゴールの輪島に着いたのはちょうど日暮れ時。一日目は軽く終了。

ひとりツール・ド・のと 2011

この日は民宿スタイルの宿に素泊まり。美味いものを食べようと思うとどうしても飲み屋になってしまうので、最初に見つけたお好み焼き屋で適当に誤魔化します。

お風呂でジャージとレーパンを洗った後に共用の洗濯機を見つけて舌打ちをするなど。

2日目 | 輪島〜七尾 | 163km, 1,551m

Twitterで仕入れた情報で、朝食は「ままや」という定食屋にて。結構有名らしく、検索すると色々出てきます。この日は焼き魚はできないという事で神髄は味わえませんでしたが、素朴な和定食おいしゅうございました。

ひとりツール・ド・のと 2011

ひとりツール・ド・のと 2011

その後、有名な朝市をぶらぶら。輪島名物の漆器とか海産物がメインですね。しかし、おばちゃん達の商魂は逞しい。「お兄さん、値段だけでも聞いて行って。宅配もできるよ!」とモテモテ(違。

ひとりツール・ド・のと 2011

ちょっとのんびりし過ぎて9時半頃にようやくスタート。でもこの日は結構キビシかったですね。もっと早く出れば良かった。ナメててすまん。

この日はやっと半島ライド的な絶景をいくつも見る事ができました。能登半島の最北端を通る訳ですからね。100kmくらいはほぼ海沿いを走るコースです。堪能いたしました。

白米の千枚田

そして、キツかったのが珠洲道路という100kmあたりから約30kmの道路。内陸に入って景色はただの山だし、交通量も増えるし、とにかくアップダウンが多いのです。多分ここだけで1,000m近く登ったんじゃないかな。今回のツーリングでいちばんキツかったポイントですね。おそらく、大会本番でも難所になる所でしょう。

半グロッキー状態で能登島に渡り、さらに能登島大橋を渡って七尾の和倉温泉にゴール。

ひとりツール・ド・のと 2011

フレッシュな脚であればなんでもないはずのコースですが、やはり前日の疲れですかね。

高級ホテルが並ぶ温泉街を避け、ビジネスホテルっぽい所にチェックイン。念のために夕食を頼んでおいて正解でした。もうメシ食ってすぐに休みたい。

この日もウェアを洗濯。替えのウェアなんて持ってきてないから、洗えるチャンスは逃さないのが快適ライドの秘訣ですな。この日は特に発汗量も多かったし。

3日目 | 七尾〜金沢 | 125km, 841m

目が覚めると、強度のあるライドをした翌日特有のダルさが。朝食の後、フィードチェックなどしながらダラダラと過ごします。3日目は初日とほぼ同じ距離だから遅めのスタートで。あまり早く金沢に着いても宿にチェックインできないし。

この日は七尾から氷見にかけての海沿いのルートが気持ち良かった。登りもほとんどないし、リカバリーにはもってこいのルートです。

氷見の道の駅では海産物がたくさん売られてて食べる事もできたんだけど、あいにくお腹が空いてなくてパス。知ってれば補給食を控えめにしたんだけど、もったいない事をしました。

そして氷見から西に向かって半島を横断します。このあたりは峠めぐりで良く見るタイプの風景。広い畑も多くてのどか感高し。でもやっぱり疲れが残ってて脚の回りが悪い。

この日は結構ルートどりに苦労してしまいました。ナビ通りに進めないところがいくつかあって、あぜ道的なオフロードを何ヶ所か走るハメに。このGPXデータを投稿した人も迷いながら走ったんでしょうね。交差点から数百メートル進んで間違いに気付いて引き返すなんてデータもいくつか見受けられましたし。

最近はGPSサイコンもかなり普及しているし、大会オフィシャルのルートデータを配布すればいいと思うんですけどね。ルートラボ等にアップされているデータは参加者の走行記録であって、必ずしも正しいコースとは限らない訳で。

半島西側に抜けると2日前に見た風景が戻って来たぜ感を盛り上げます。金沢市内では交通量の多さ、特に大型車の多さに辟易としつつもホッと一息。

ひとりツール・ド・のと 2011

そして金沢駅にゴール。パンクもメカトラブルも事故もなく無事終了。お疲れさまでしたー。

ひとりツール・ド・のと 2011

おわりに

さて、自分が走り終えた翌日から大会本番が始まった訳ですが、うって変わって3日連続で雨。2日目だけちょっと上がったようでしたが、参加された方々はしんどかったでしょうね。雨のロングライドは佐渡ロングライドの初回大会で経験しましたが、あれは嫌なもんですねー。ちっとも楽しくないんだもの。参加された方、お疲れさまでした。

宿泊込みのツーリングはすごく久々で、前回は5-6年前くらい。信州山岳ツーリングと称して、松本からツール・ド・美ヶ原のコースをスタートに(アホかw)、諏訪湖、霧ケ峰、蓼科、八ヶ岳、清里、小淵沢という2泊3日のコースでした。その頃は距離よりも登り重視だったんですね。同じコースを今走れと言われるとちょっとビビるかも。

その頃はまだ地図表示できるGPSサイコンとか持ってなくて、コピーした地図にマーカーでコースを書いてマップフォルダーに入れて走ってたんですね。今はiPhoneなんかもあってルート関係は非常に楽になりました。Garmin Edgeがネット接続できてルートデータをUpload/Downloadできるようになったり、iPhone/iPadがUSBホスト機能を持つようになればもっと可能性が広がる事でしょう。かなり近い将来そうなるんじゃないかな。

そんな久々のロング・ツーリングだった訳ですが、もっとやらないとダメですな。先日開催されたパリ・ブレスト・パリ(4年ごとにフランスで開催される1,200kmの超ロングライド)に参加された方々のレポートを読んでると、やはり自転車の醍醐味はロングライドにありと実感します。夜間走行が嫌いなのでブルベとかはやる気はないのですが、夜は今回みたいに宿泊すればいいんだしね。もっといろんな所を走りたい。

九州, 四国あたりはもう何年も行ってないから次はそっち方面に脚を延ばしてみたいかな。そして来年の夏は北海道方面へ行けるといいな。

という事で、これからも道の奴隷として精進していく所存。

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