『第12回全日本自転車競技選手権大会ロードレース』観戦メモ
自宅から比較的簡単に行ける場所での開催という事で現地観戦して参りました。普段はこんな場所でプロ選手の走りを観る事なんて出来ませんからね。
自分は今回が初めての観戦だったのですが、聞くところによると新城効果もあり例年にない観客数だったとか。きっとプレスも大挙して押し寄せてたんでしょうね。
当日は曇りのち雨という予報からは想像もできないピーカン&猛暑で、選手はもちろん我々観戦者にとってもタフな一日になりました。そんな厳しいコンディションも手伝って、間近で繰り広げられる文字通りの熱戦を体験する事ができ満足度は非常に高いものになりました。
今回は試みとして、2日前に入手したばかりのiPhone 3GSを使って中継的な事をやってみました。メジャーサイトではテキストライブ等も行われていたので、レース実況とは違った視点で届けられればと。そんな訳で、この記事にある写真やビデオは全部iPhone 3GSで撮ったものです。こちらの話は別記事にて紹介します。
リザルトの方は既報の通り、愛三工業レーシングの西谷泰治が優勝。これまで今一歩の所で優勝を逃し続けていた西谷だけに、本人やチームはもちろん、観ている方にも驚きと祝福の声沸き起こりました。
今回のレース展開は、積極的に逃げを打ちチームの脚を温存させるEQAとシマノ、始終集団をコントロールする愛三とアンカーという構図。
新城も再三アタックを仕掛けるものの、徹底マークで決定的な逃げは決まりません。やはり単独勝負は厳しいですね…。そう考えると、同じように2006年に単独で挑み優勝した別府史之は相当に強かったんだなぁと。
そんな中、毎周回ごとにリタイアやタイムアウトによりDNFが続出します。その中には、今回がラストレースになる岡崎和也も含まれていました。なんと残念な。そんな選手たちは例外なくジャージが塩まみれの状態です。ある選手はレースを終えると同時に倒れ込み、ドクターが駆けつけるという場面も。無事完走できたのは一握りの上位選手のみという厳しさです。
そして最後は、その中の誰が勝ってもおかしくないというメンバー7人によるスプリント勝負。勝った西谷も決して脚を溜められてはいなかった事を考えると、これはまさに意地と執念がもたらした勝利なのでしょう。インタビューでの「やっと勝てました」という言葉が非常に印象的でした。
もう一つ印象的だったのは、単独参戦ながら見事2位に食い込んだ宮澤崇史のインタビュー。新城と同時期にイタリアのチームに移籍したものの、チーム事情で活躍できず悩んでいた彼ですが、シーズン後半はEQAで走る事になったそうです。思い通りならない苦しさや新城のツール出場など、いろんな想いが押し寄せたのでしょう。途中で声を詰まらせるシーンにはグッとくるものがありました。頑張って欲しいものです。
という事でレースには大満足だったのですが、ロケーション的にはかなり難ありですね。自分は広島まで電車、広島空港までバスという手段を使ったのですが、これが意外に大変でした。電車とバスはまぁいいのですが、広島空港と会場の間の徒歩がなかなかに厳しいものでした。そもそも徒歩で移動する人間の事は全く想定していないようで、歩道はほとんど未舗装だし歩道すら無い場所が少なくありません。そんな所を1時間近くも歩かされる訳です。
そもそもこの大会に関する情報がほとんどなくて、結局どういうコースだったのかという事すら未だに良く分かりません。もう少し観戦者に便宜を図っても良いのでは?コースプロフィールを掲載するくらい大した手間でもあるまいし。
案の定帰り道は大渋滞でちょっとイイ気味でしたが、それ以上に自分の脚が死にかけてた事は言うまでもありません。



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