Blip.fmのサブセット版iPhoneアプリが登場『Boombox』

去年使い始めたサービスで、Twitter, Tumblrと並んでダントツに楽しいのがBlip.fm。そのiPhone版クライアント『Boombox』がリリースされたので試してみました。
期待したものとは少し違ってて、Blip.fmの目玉機能である音楽版Twitter的な部分は実装されておらず、Blip.fmにある音源を検索・プレイリスト化・ストリーミング再生するというものでした。でも、Blip.fmの収録曲はかなり充実してるうえにほとんどはフル楽曲再生できるので、これはこれで音楽ファンにはたまらないアプリなのでしょう。ユーザーレビューも上々です。
ここではBlip.fmの常用者の観点でBoomboxをレビューしてみます。
まず、このアプリを動作させるにはWi-Fi環境が必要です。3G環境では機能しません。
そして数多あるネットラジオのアプリとは違い、「○○を聴きたい」という動機がなければこのアプリは役に立ちません。聴きたい曲を自分で指定して再生するものなので。
検索はアーティスト名や曲名に含まれるキーワードで行います。Blip.fm本家の多少クセのある検索メソッドが使われているのですが、検索マスターな方には違和感があるかもしれませんね。あまり厳密に考えず、大雑把なキーワード入力で検索しましょう。

お目当ての曲が見つかれば追加ボタン(+マーク)でプレイリストに追加。ミックステープを作る感覚でどんどん追加します。曲の削除や順番変更は後でできます。

プレイリストが完成したら再生です。ホーム画面のPlayボタンか、プレイリスト上の曲毎のPlayボタンでストリーミング再生が始まります。

気に入った曲が見つかったら、iPhoneでそのまま購入する事も可能です。購入ボタン($マーク)で該当曲のリストを経由してiTunesに飛ばされます。

無料ソフトにしてはなかなかの完成度だと思いますよ。アカウントを作る必要もなくてお手軽。本家同様に邦楽は弱いのですが、洋楽ならかなりマイナーなものまで揃っています。ネットラジオのように選曲を局に任せるのではなく、自分の選曲で聴きたいという方にはこちらの方が良いでしょう。
以上がBoomboxの説明です。では、本家のBlip.fmとの違いをみてみましょう。
あ、Blip.fmの事をご存じない方はこちらの記事を参考にしてください。
まず細かい違いから言うと、曲の表示方法が本家とは異なります。同じ検索をした結果を見てもらうと分かり易いかな。
本家をブラウザで検索した場合とBoomboxで検索した場合の結果表示です。


Boomboxでは曲名とアーティスト名をきちんとパースしてくれてるんですね。
でも、Blip.fmでは表記の統一が取れていないので、うまくパースできない場合があります。それが次の例。


こんなふうに表記が想定外のパターンだとおかしな事になってしまいます。Blip.fmはユーザが楽曲をアップロードできるので、それが原因でこういった表記のブレが発生するんだと思いますが、これはちょっと残念です。
あとは、購入先が本家はAmazon MP3で、BoomboxはiTunes Storeというところかな。
そして決定的な違いはTwitter的機能がないという点ですね。そういうコンセプトのアプリなので仕方ないのですが、個人的にはこれが一番残念です。
というのも、Blip.fmの面白さの大半は他ユーザとのインタラクションだからなんですね。よく「音楽は国境を越える」等と言いますが、それが本当に実感できる事が頻繁に起きるんですね。
たとえばこんな例。

Blip.fmにはReblipという機能があって、これはTwitterのRetweetやTumblrのReblogに相当するものです。要は、他人の選曲を引用してつぶやくというものですね。上の例では、私(tnk)のBlipをスペイン人のユーザ(intinetさん)がReblipしています。私には彼が何を言っているのか分からないし、おそらく彼(彼女?)も私が何を言っているのか分かっていないと思います。でもこんなふうに音楽を媒介につながる事が出来る。このまま放置してもいいし、もちろん関係を深めるのもアリでしょう。Twitterではこんな事はなかなかないですよね。
ちょっと話が逸れましたが、そんなステキ機能がないというのが本当に残念。
自分のBoomboxの使い方は、ふと「あの曲Blipしたいけど、あるかな?」と思った時に検索してみるという使い方ですね。もしあればプレイリストに入れておいて後でBlipします。
そんな事しなくてもMobile Safariで使えば?と思うかもしれませんが、これが動かないんですね。音楽の再生はもちろん曲の検索すら機能しません。もしBlip.fmのフル機能を備えたiPhoneクライアントがあれば、自分的キラーアプリになる事は間違いないんですけどね。
とか思っていたら、こんな情報が伝わってきました。
みんながBlip.fmからどえらい公式iPhoneアプリ(現在開発中)が出るのを待っている間に、iPhoneソフトハウスのGorloch Interactiveが、Boomboxという音楽発見アプリケーションを作った。Blip.fmのAPIを活用して膨大な数の楽曲をiPhoneとiPod Touchにストリーミングするソフトだ。
公式のiPhoneクライアントが開発中らしいですね。しかも『どえらい』ですよ。これは楽しみだなー。3G回線でも使えると神アプリ入り間違いなしです。
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84mt
17 1月, 2009
Boomboxさっそく使ってみました。
iPhone上で、ネットワーク上の音楽ファイルをミックステープ感覚で並べられるあたりはデジタルオーディオプレイヤーの一歩先を行く未来のウォークマンみたいで気に入っています。(笑)
スピーカーが震えるオールドスクールな外観もいいですね。本家のBLIP.fmとは別な楽しみ方ができそうです。
本家のアプリも楽しみです。
tnk
18 1月, 2009
84mtさん、Blipでもお世話になってますw。
未来のウォークマン、確かにそうですね。近い将来、音源はすべてクラウド上に置いて端末にストリームするという形態になっていくのは必然でしょう。
Boomboxはそんな未来を垣間見させてくれますね。