ビデオポータルの本命?『Sling.com』を試してみました

以前から話題になっていた、Sling MediaによるビデオポータルSling.comを試してみました。
TechCrunch Japanese “SlingがHulu対抗のサービスを一般公開”
HuluやJoostといったビデオサービスと同様のFlashベースのビデオストリーミングサービスなのですが、そこにSlingPlayerも統合しているのが特徴です。SlingPlayerっていうのは、同社が持つハードウェアであるSlingboxのクライアントソフトですね。
なので、Sling.comで用意したビデオのラインナップに加え、自宅のDVRに録画された番組も同じポータルからアクセスできるんですね。これはライバルには真似の出来ない事で、TiVoあたりが参入して来ない限りはアドバンテージを保つことができるのではないでしょうか。
ただ、例によって日本向けのサービスは想定されていないってのが残念なんですけどね。
ポータルへのアクセスは通常のブラウザで行えるのですが、ビデオ再生を開始しようとするとIPアドレスによるリージョン規制がかかってしまいます。これはHuluと同様に、Hotspot Shieldを経由すれば視聴できるようになります。
wigglin’ bloggin’: 「Hotspot Shield」でIPアクセス制限を突破しHuluを視聴する
ビデオのラインナップはなかなかのものなのですが、面白いことにHuluからライセンスを受けてるコンテンツが多いようで、ビデオの右下に “Hulu” のロゴが入っています。

サービスの質を高めるためには、ライバルからコンテンツ提供を受ける事も厭わないという柔軟な考え方は素晴らしいですね。
そして気になるSlingPlayerの統合ですが、残念ながらこの機能だけはWindowsオンリーになっています。ブラウザのアドオンで実現しているから、プラットフォームに依存しちゃうんですね。惜しいなぁ。いちおうMacOS版も開発中という事なので、楽しみに待ちたいと思います。
“LIVE TV” というメニューを選択すると、接続先Slingboxの選択後にPlayerが立ち上がります。これはネイティブアプリのPlayerと同様にリモコンがポップアップするもので、既存ユーザであればすぐに使える分かり易いインタフェースです。


使い勝手はネイティブアプリと同じなのですが、ビデオ品質は若干低下するようです。ブラウザアドオンだからなのか、Parallels上で動かしているWindowsだからなのか分かりませんけど。ビデオ品質については、正式版かつMacOSで使えるようになってから再度試したいと思います。
あとは、iPhone用のSlingPlayerの登場を待つだけですね。ずいぶん前から出る出ると言われていましたが、まだ登場しないのはこのサービスの対応も考慮しての事でしょうか。でもそうなると、そのアプリも視聴制限下に置かれる事になるので、日本のユーザとしては純粋なSlingPlayerとしてリリースされる方が嬉しいんですけどね。
先端的なサービスが期待されたNHKオンデマンドがまるで石器時代のような古くさい仕様になり、お先真っ暗な日本と違い、海外はどんどん先に行っちゃいますね。そんな最中、こんな記事を見つけました。
Hulu国際版のターゲット国は – Distribution Revolution – インターネットとコンテンツ配信
Huluが日本向けの配信を計画しているようです。これはかなり楽しみです。
権利処理が複雑なくせにクソつまんねー国内コンテンツを集めたりせず、既存コンテンツに字幕を加える事から初めてもらえると嬉しいんですけどね。それだけでも十分に魅力的なサービスになるはずなので。
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