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音楽とダンスが紛争地域に奇跡を起こす『ウォー・ダンス 響け僕らの鼓動』

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ウォー・ダンス 響け僕らの鼓動 / WAR DANCE (2007年, アメリカ)
監督:ショーン・ファイン&アンドレア・ニックス・ファイン
出演:ドミニク, ローズ, ナンシー, 他
公式ページ:http://www.wardance-movie.com/

先日の『ヤング@ハート 』も素晴らしい作品でしたが、こちらも音楽が持つ力をストレートに描いた見事な作品です。戦争で地獄を体験した子供たちが、音楽とダンスによって「子供であるべき時間」を取り戻していく様子を力強く映し出します。

サンダンス映画祭での監督賞受賞やアカデミー賞ノミネート等、非常に評価の高い作品なのに日本では単館上映という扱いの小ささ。しかも現在は東京での公開しかありません。普通に良い映画をちゃんと上映しないから、作品の質も客の質もどんどん低下するんだよね。困ったものです。

アフリカのウガンダでは、長年にわたる紛争で家や家族を失った多くの人々が、避難民キャンプで暮らしている。そのひとつ、6万人を超える難民が住むパトンゴ避難民キャンプの学校が、全国音楽大会への初出場を決めた。この大会では、歌や踊り、楽器演奏など様々な部門でその技能が審査される。優勝を目指し、子どもたちの特訓が始まる。やがて大会の日がやってきた。子どもたちは初めての都会に驚きながらも、演技に全力を尽くす。というお話。

本作は3人の子供を中心に描いているのですが、彼等が語る辛い過去がこれまた悲惨極まりない。木琴が得意なドミニクは反政府軍の少年兵として農民の殺害を命じられ、合唱が得意なローズは両親を惨殺され、ダンスが得意なナンシーは父親を殺され母親とも離ればなれになり幼い弟妹の面倒をみている。

そんな深い傷を負っていても、歌い、演奏し、踊っていればすべてを忘れ、未来だけを見つめることができるんだと彼等は言います。これこそ音楽が持つ力。音楽に接している最中は笑顔が弾け体が躍動します。

2週間の特訓で劇的に上達した彼等は、全国音楽大会で快挙とも言える程の成績を残します。特に部族の誇りをかけた伝統舞踏部門でのパフォーマンスは本当に圧巻。賞品に立派な木琴をもらったドミニクの「僕こそこの部族の未来そのものだ」という言葉には明るい未来が輝いていました。

それではトレーラーをどうぞ。


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