堂々のソロ連作完結編『銀河 / 原田郁子』
今年はずいぶん頑張った郁子ちゃんのソロ三部作のフィナーレ。前2作もすごく好きだったけど、今作の素晴らしさは格別です。
なんといっても1曲目の『銀河』に尽きますね。忌野清志郎の作曲とギター, ブルースハープにコーラス、そしてLittle CreaturesとZAKによるバッキング。ちょっと考えられないような組み合わせです。闘病生活に戻ってしまった清志郎の声が聴けるという意味でも重要な音源でしょう。
そして13分46秒のこの大作は、永遠に続くかのようなアコギによる脈動を思わせるイントロで始まり、たおやかなメロディと印象的な清志郎節のサビ、そして一気に音数が増し極彩色の世界に突入するアウトロまで、息を呑むような荘厳な世界を作り出しています。
おおはた雄一, キセル兄, オオヤユウスケといった常連さんとの息の合った競演も文句なしの出来映えです。前作の『青い闇をまっさかさまにおちてゆく流れ星を知っている』の別バージョンも聴き所のひとつでしょう。
例によって初回版はブックCD仕様なのですが、今回も手の込んだ絵が描かれています。これまでで最も時間がかかったであろう大作です。絶対に初回版を買うべきですね。
12月には、先日のオーチャードホールでのライブDVDも発売されます。あの素晴らしいステージを追体験できるのは嬉しい限りです。
これからは再びクラムボンで小淵沢に籠もるそうですが、ソロ活動がどのようにクラムボンに還元されていくのかが楽しみですね。期待に応えてくれるはず。
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“ケモノと魔法がとびかうオーチャードホール(仮)” (原田郁子)







