技術系ロードバイク乗りのあれこれレビュー
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元クラバーにして現サイクリスト、Eガジェットフリークにしてecoピープル、イケメンにして非モテな♂がお送りします。
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もう知らないでは済ませられない『おいしいコーヒーの真実』

おいしいコーヒーの真実 / Black Gold (2006年, アメリカ=イギリス)
監督:マーク・フランシス, ニック・フランシス
出演:タデッセ・メスケラ, 他
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/
近頃のカフェ人気でコーヒー農家もウハウハだろうと思っていたらとんでもない。生活がままならないどころか、飢餓が発生する程の貧困が続いているとか。映画の舞台となるエチオピアのコーヒー農家は、最低限の生活のための収入の1/10しか得ることができず命を削る日々が続いているんですね。そんな状態では医療や教育にまわす予算などあるはずもなく、夢も希望もないまま日々の重労働に耐えるばかり。何故そんな酷い状況になっているのでしょう。
自分たちがリラックスや気分転換のために飲んでいるコーヒーの裏側に、こんな過酷な現実が潜んでいるとは。ただ言葉を失うばかりです。そして無知である事の罪深さを思い知らされてしまいました。
カフェ好き、コーヒー好きは必見の映画です。私たちは、優雅で豊かな時間のために農民を踏みにじっている事を知るべきです。もう「知らない」で済ます事はできません。
コーヒー豆を世界中に輸出するエチオピア。だがこの国のコーヒー農家は、未曾有の困窮に瀕していた。どうして彼らは、子供に教育の機会を与えられないばかりか、餓死させてしまうほどに貧しいのか…。苦しい農民たちの生活を少しでも向上させようと、精力的に活動するオロミア州コーヒー農協連合会代表のタデッセ・メスケラ。孤軍奮闘する彼を追ううちに、コーヒーが生産者から消費者にたどりつくまでの長い道のりが見えてくる。という内容。
まずそもそもの原因は、コーヒー貿易の仕組みからして昔の植民地時代を引きずる搾取構造が続いているからなんですね。コーヒーの国際的な輸出割当制度の崩壊以降、生産者価格を安定化させることができないため、2000年代になってからの価格暴落が生産者を直撃する形になっている。
じゃぁ、その仕組みを見直せばいいんじゃない?と思うけど、利権にまみれた役人達がそんな事を許す訳がない。WTO(世界貿易機関)の会議でも、アフリカの代表は満足に議論に参加する事すらできない締め出し状態ですよ。アフリカの取引割合をたった1%増やすだけで救う事ができるのに、すべて大企業優先で事が運ばれる。
その結果作り出されるものは、例えば家畜の飼料にしか使われないような農薬まみれのトウモロコシ。アメリカの農家は助成金欲しさに、こんなゴミのようなものを平気で作り続けています。そんな飼料で作られた薬漬けの牛肉は、マクドナルド経由で日本人の腹にも収まる訳だけど。
ここで監督の言葉を引用。
私たちは、この映画が西洋の消費者に、消費者としてあたりまえに受け止めているライフスタイルを見直し、ほかの世界とのつながりを考え直させることができることを期待している。
ホントそうですね。我々は、自分が口にするものにも責任を持つ必要があると思う。
映画の中でタデッセ・メスケラ氏がフェアトレードの取引を獲得しようと走り回っています。我々もフェアトレード商品を積極的に購入する事で、この搾取構造に"NO"を突きつけてやりましょう。
実は映画の中でも生産者の敵として描かれているスターバックスも、フェアトレード商品を扱い始めています。他にもイオンや良品計画でも積極的な取り組みをみせてはいますが、まだまだ知名度は足りません。
エコバッグなんか買ってる余裕あるなら、ちょっと割高かもしれないけどフェアトレード商品を買い求めましょう。お店になかったら「おたくにはフェアトレード商品は置いてないの?」と問い合わせましょう。
それではトレーラーをどうぞ。
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