技術系ロードバイク乗りのあれこれレビュー
Subscribe
Archives
Recent Entries
Recent Comments
Recent Trackbacks
Profile
元クラバーにして現サイクリスト、Eガジェットフリークにしてecoピープル、イケメンにして非モテな♂がお送りします。
![]()
Search
新進気鋭の作曲家による声を使った実験『Mothertongue / Nico Muhly』
ニューヨークを拠点に活動する作曲家・ピアニストの2ndアルバム。アイスランドの良質レーベルBedroom Communityからのリリース作品です。
Björkの『Medúlla』『拘束のドローイング9』『Volta』といった声を印象的に扱った作品に参加し、本作ではインストゥルメントとしての声をさらに突き詰めた非常に意欲的な作品になっています。まだ26歳という若年ながら、その鬼気迫る才気には驚かされるばかり。
本作では、Abigail Fischer, Helgi Hrafn Jonsson, Sam Amidonという3人のヴォーカリストの声を1つの楽器として使い、エレクトロニクスやオーケストラ楽器とのコラボレーションによる非常に美しい3編を作り上げています。
なかでも一番の聴きどころは、4曲目の"Mothertongue: IV. Monster"でしょうか。Abigail Fischerの声と大地を揺るがすような壮大なアンサンブルが圧巻の1曲です。
また、Helgi Hrafn Jonsson, Sam AmidonはヴォーカルはAbegailとはスタイルが異なり、かなりしっかり歌い上げています。特にSam Amidonのフォークロア調スタイルは本作の中でも特異な感触を持つものですが、見事なエディットで違和感なくアルバム内に収まっていますね。3編ともヴォーカリストの特徴を活かした見事な仕上がりです。
なお、iTunes Store USではボーナス曲"Skip Town"が追加されていますので、チェックしてみてください。
プロフィールによると、映画『あるスキャンダルの覚え書き』のサウンドトラックで、巨匠フィリップ・グラスのアシスタント・コンダクターを務めてるんですね。この映画、ジュディ・デンチの演技が素晴らしい非常に見応えのある作品でした。もちろん音楽も絶品です。
このアルバムをリリースしているBedroom Communityというレーベルですが、こちらもアイスランドらしい非常に良いレーベルなんですね。まだあまりリリース作は多くはないのですが、自分はレーベル買いする程気に入ってます。本作にも参加しているSam Amidonや、レーベル創立者Valgeir Sigurðssonの作品は特にお薦め。
【AD】
Ekvílibríum / Valgeir Sigurðsson

このエントリーのトラックバックURL:
http://wiggling.net/mt/mt-tb.cgi/633