トラックデータ書き出しに対応した『iTrail 1.1』

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前回のレビューでかなり辛口の評価をしてしまったGPSトラッキングソフト『iTrail』ですが、初期バージョンのわずか3日後にリリースされた新しいバージョンで、致命的な問題が多く改善されきました。こっちを初期バージョンにすれば良かったのに…、と思えるくらい良くなっています。

これだったら350円という価格にも十分見合っていますね。安いと言っていいくらい。自分の移動軌跡をマップ上にプロットしてみたいという方は、このiTrailを入門的に使ってみるのも良いでしょう。

バージョン1.1での新機能は以下の通りです。

  • トラックデータのGPS/KMLでの書き出し
  • サンプリング間隔を変更可能に
  • 背景画像の変更
  • 起動中はオートロックを無視
  • グラフ出力の改善
  • 精度の改善
  • いくつかの障害修正

そして使ってみて気付いたのは、バッテリーの消耗具合が劇的に改善されている事です。上記リストにはこの事は書かれていないので、多分iPhoneのファームを2.0.1に変更したのが効いているのでしょう。

前回は2時間の使用でフル充電から約30%まで減ってしまったのですが、今回はバッテリーインジケーターが100%のままでした。これには自分も目を疑いましたね。全く同じコースをほぼ同じ時間をかけて走ったので、使用条件は変わっていないのですが。

機能面での最大の改善点はトラックデータの書き出し機能の追加です。GPXまたはKMLでGoogle Docsに出力することができるようになりました。トラックの操作画面に”Export Data”ボタンが追加され、そのボタンで書き出し画面が表示されます。

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Google Docsのアカウント情報を入力し出力形式のボタンを選択すると、その形式でGoogle Docsのアカウント内にText形式で保存されます。

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こいつをGoogle Mapsのマイマップ等でインポートしてやれば、トラックデータに記録された軌跡が表示されます。

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iTrailで表示できるマップは固定画面のままですが、GoogleMapsで表示できれば拡大もスクロールも思いのままです。拡大してみるとこんな感じ。

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軌跡が二重になっているのは、同じルートを往復したからです。河川敷のサイクリングロードを走ったのですが、精度もかなりイイ線いっていると思います。サンプリング間隔がデフォルトの30秒のままだったので少しカクカクしていますが、必要に応じて調整すれば用途にあったデータを採取することができるでしょう。

惜しいのは、Google Docsってデータの出力先としてはあまり適当ではない点でしょうか。結局はローカルに持ってきてあれこれいじる事になるので、オンラインに置いておくメリットってそんなに無いように思います。自分はメール添付で出力できるようにしてくれた方が嬉しいですね。

サンプリング間隔および背景画像の変更は、”Settings”タブ内で行えるようになっています。

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それと、起動中はオートロックを無視してくれるようになった点は、地味ながら効果的な改善ですね。前のバージョンだと、iTrailを使う場合は必ず事前にオートロックをオフにする必要がありましたが、その一手間がなくなるのはありがたい事です。

さて、データ出力とバッテリ消費という大きな問題は解決したと言って良いでしょう。UIの良くない所は使い方でカバーできるのでいいとして、残るはバックグラウンドで動作させられない事です。非常に大きな問題ではありますが、これはAppleを巻き込んで進めて欲しいですね。もしどうしようもない場合は、ソフトで擬似的に操作ロック状態を作り出す方法でも構わないので、何らかかの誤動作防止策を実装して欲しい。

だけど、たったの350円の追加でこんな楽しい遊びができるようになるなんて、ちょっと凄くないですか?iPhoneのポテンシャルの高さをあらためて感じさせられますね。

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iTrail iTrail / Justin Davis

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