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本物の映画ファンに贈る大傑作『ホット・ファズ』

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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン! / Hot Fuzz (2007年, イギリス)
監督・脚本:エドガー・ライト
脚本・出演:サイモン・ペック
出演:ニック・フロスト, ジム・ブロードベント, テイモシー・ダルトン, パディ・コンシダイン, 他
公式サイト:http://hotfuzz.gyao.jp/

熱烈なファン(自分含む)の署名活動のおかげで、公開予定のなかった本作がついに劇場公開されました。前作『ショーン・オブ・ザ・デッド』を観てる人は分かると思うけど、エドガー・ライトという人の映画作りのセンスにはひれ伏すしかないですね。これがもう完全無欠の大傑作でありました。

始終馬鹿笑いしてるウザい客の陰で、自分は涙しながら感動に打ち震えていましたよ。おバカ映画と思って観に行ったのに、図らずも涙腺を撃ち抜かれることに。

ロンドン警視庁のスーパー警官エンジェル巡査は、その高すぎる検挙率から組織内で妬まれ、田舎の村サンドフォートへ左遷される。署長の息子のダニーと相棒を組まされるエンジェルだが、のどかな田舎の生活になじめない。しかし平穏なはずの村に、次々と残虐な殺人事件が起きる。捜査に張り切るエンジェルだが、村人も警察の仲間も、みな事件を「事故」として片付けようとする。この村にはある秘密が隠されていた…。というお話。

てか、ストーリーなんて本当はどうでも良くて、監督のエドガー・ライトが「オレはこんなにも映画が好きなんだー!!」って夕日の海に向かって大声で叫んでる、そんな映画です。

映画秘宝の8月号に彼のインタビューが載ってて、そこでオマージュ作品が全部挙げられてるんだけど、これが自分の趣味と合わない事と言ったらビックリする程。有名どころのポリスアクションものを筆頭に、マイケル・ベイなんかの困った映画ばかりなんですよね。自分からは絶対に観ない類の作品ばっかり。そんな映画たちで出来上がってる本作にこんなにも心を打たれてしまうのは、監督の映画への熱い愛が伝わってきたからなんだろうな、としか思えません。

あと彼の作品の美点は、他のアクション映画のようには人がバカスカ死なない事。殺人事件の被害者以外は、たとえ銃撃戦でも人が死なないんですよ。まぁ、本作での敵がアレ(観てのお楽しみ)だからってのもあるんだろうけど。そんなところも後味の良さにつながってるんでしょうね。

もちろんオマージュ作品に関する予備知識は無くても全然楽しめるし、満足感はとても高いはずです。これを観逃すのはもったいなさ過ぎるし、もしも興業的に失敗するような事でもあれば、この国にはもう映画の未来はないと思う。大げさに聞こえるかもしれないけど、観てもらえれば決してそうではない事が分かるはず。

それだけ優れた作品だけあり著名人のファンも多く、渋谷のシネマGAGA!と川崎チネチッタでは週末にトークショーが開催されています。詳しくは公式サイトを参照してもらうとして、自分は7/19の町山智浩+花くまゆうさくのトークショーに行く予定です。もちろんホット・ファズを観るのも2回目。

では、いつものようにトレーラーをどうぞ。


 

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