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iPhone/touchとLast.fmを融合させる「MobileScrobbler」

MobileScrobbler

音楽プレーヤーとしてのiPhone/touchのポテンシャルを何倍にも引き上げてくれるアプリを見つけました。結構前にリリースされていたようなので今更感が強いのですが、とても感動してしまったので記事にしてみました。

このLast.fmのクライアント「MobileScrobbler」はこれまで見たどのネイティブアプリよりも完成度が高く、ワイヤレス通信機能と音楽再生機能を理想的な形で融合しています。普段からLast.fmを利用している方はもちろん、使っていない方もこれを機にアカウントを取得してMobileScrobblerを使い始める事をお薦めします。音楽ファンなら必携。

Last.fmはイギリス発の音楽SNSなのですが、SNSが苦手な自分のような人間でも十分活用できる非常に優れたサービスです。なにしろ、iTunesやiPodで音楽を再生すればそれがSNS上でのアクティビティになり、自分に合った音楽や同好の仲間と結びつけてくれるんですから。日記を書いたりコミュで発言したりとか面倒な事は必要ありません。

自分のLast.fmの使い方はもっぱら楽曲再生ログの記録とラジオ機能です。前者はScrobbleという機能を使って再生した楽曲の情報をLast.fmに送信するもので、それを元にランキング等の統計を作ったり、好みの近いメンバーを教えてくれたりします。後者は、それらの情報を元にお薦めのプレイリストを作ってストリーミング再生をしてくれる機能です。もちろん30秒試聴のような中途半端なものではなくフル楽曲再生です。これらの機能は、新しい音楽に出会うために素晴らしい働きをしてくれます。

前置きが長くなりましたが、これらのLast.fmの機能のほぼ全てにiPhone/touchからアクセスできるようにするのが「MobileScrobbler」です。公式サイトにある機能一覧は以下の通りです。

  • iPhone / iPod touchでの再生時にトラック情報を送信(Scrobble)する
  • オフライン時には送信情報をキューイングし次回の接続時に送信する
  • EDGEまたはWi-FiでLast.fmラジオを聴く
  • 曲に 'love'(好き), 'ban'(嫌い)タグを付ける
  • 聴いている曲のアルバムアートワークとアーティスト情報を表示する
  • 聴いている曲の歌詞を表示する
  • 予定されているコンサートイベントの表示とカレンダー登録
  • すべてのデータはオフラインでも表示できるようキャッシュする
  • 友達の情報表示や友達のラジオ局を聴く
  • iPhone / iPod touchの設定アプリへの組み込み
  • マルチタッチ操作で再生曲の ban, love, skip を選択
  • トップアーティスト, トップトラック, トップアルバムの表示
  • 再生リストから ban, loveの指定
  • アーティスト毎のトップリスナーのプロフィールの表示
  • コマンドライン引数に -track, -artist, -album を指定し任意トラックのメタデータ表示

自分が使っているLast.fmの機能は全て包含されていますね。しかも純正アプリ並のルック&フィールも備えています。

インストールにはJailbreak済みのiPhone/touchが必要です。Community Sourcesが入っていれば、InstallerのMultimediaカテゴリーにMobileScrobblerの名前で登録されています。

インストールが完了すると、設定アプリ内に加わったMobileScrobblerの設定を行います。こういうアプリも初めて見ました。このあたりからも特別感が漂ってきますね。よく見ると、バッテリーアイコンの横にLast.fmアイコンが表示されているのもステキ。

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設定項目は以下の通り。

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"Scrobble in Standby"はONにしておくのが便利でしょう。MobileScrobbleを起動していない状態でも、再生中の楽曲をScrobbleしてくれます。また、Discoverty modeをONにしておくと、ラジオ再生の際に自分が聴いたことのない(一度もScrobbleしていない)曲だけをピックアップして再生してくれます。

あとは普通に音楽を再生すればその情報がLast.fmに送信され、Last.fmからも様々な情報を引っ張ってくることができます。その時オフラインであれば、次に繋いだ時にまとめて送信されます。

ここから先はLast.fmそのものの機能なので細かい説明は割愛しますが、iPod上でこれが実現されたことでどんな事が出来るようになるのかを見てみましょう。

再生中楽曲のSimilar Artists欄に表示されるアーティスト名タグをクリックすると、そのアーティストの楽曲を再生することができます。Last.fmからのストリーミングになるので登録された楽曲だけが対象ですが、名前だけは知ってるけど聴いたことはないなんて時には非常に便利です。

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そして、その曲が気に入ったらiTunes Storeからダイレクトに購入することができます。"Buy on iTunes"ボタンをクリックすれば、iTunesアプリでその楽曲を表示してくれます。仮にiTSでの扱いがない場合でも、loveタグを付けておけば後から参照できるので、Amazon等で探すことも可能でしょう。

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もうひとつ、ラジオ機能(Play Recommendations)も非常に強力です。自分がScrobbleした楽曲情報を元にしたプレイリストの再生なので、変な曲が流れたりする事はほとんどありません。

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流れてきた楽曲で「これナニ?」と思った場合は、楽曲やアーティストの情報と歌詞を参照することができます。

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好みの近いご近所さんのラジオを聴くこともできるので、新しい音楽と出会う機会も加速度的に増えていくでしょう。

ラジオの再生は通常の音楽再生と同様に別スレッドで再生されるので、他のアプリを起動してても再生を続けることができます。それこそラジオのように、ずーっと流しっぱなしにする事もできます。このあたりは普段からLast.fmを使われている方には当然の事なのですが、モバイルでこれができる事の素晴らしさは体験してみないと判らないでしょう。自分専用のラジオを持ち歩くことが出来るんですから。まさにLast.fmの由来である、Last FM you ever need(あなたが必要とする最後のFM局)そのものであります。

日本にもやっとiPhoneが投入される事が決まり、このアプリの有用性はさらに高まることになるでしょう。国内の音楽携帯がゴミのように見えてくる程の破壊力を秘めているのではないでしょうか。ワンセグとかデジタルラジオとか言っている連中は、これを見て目を覚まして欲しいですね。

残念ながら権利関係の都合で邦楽には非常に弱いLast.fmですが、洋楽でここまでできるのであればあえて邦楽に拘る必要はもう何もないように思います。日本の過剰なコンテンツ保護が行き着く先は、果てしない暗闇であるという事が見えてきて悲しくなってしまいます。こういった破壊的なサービスの登場で変わってくれるといいのですが...。

 

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日時: 2008年06月05日(木) 13:06

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コメント: iPhone/touchとLast.fmを融合させる「MobileScrobbler」

なるほど。
ここまで解説してあると、すごいアプリってわかります。

このアプリの存在は知ってましたが、完全スルーでした。

忙しくてなかなか弄くれませんが、ゼヒ導入しよっと。

Weezer聴くんですね。ますますプレイリストが見たい・・・。

投稿者 sunim | 2008年06月05日(木) 20:33

プレイリストを晒すのはちょっと面倒ですが、こちらのページからワタクシの再生履歴が丸見えであります。

http://www.last.fm/user/RyoichiTanaka

ひゃー、恥ずかし気持ちいい。

投稿者 tnk | 2008年06月05日(木) 21:50

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