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「ジロ・デ・イタリア 2008 第2週」TV観戦メモ

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戦前の予想以上にスリリングな展開で、どうしましょうってくらい面白くなってきましたね。毎日早起きして録画観戦しているのですが、もう早朝から七転八倒しちゃってますよ。ご近所さん、ごめんなさい。

第2週はドロミテ突入という事で、ジロ名物のサディスト的な山岳ステージが登場しました。そこで奇跡的なパフォーマンスを見せたのはあのセッラですよ。2004年の衝撃的な区間優勝とその後の停滞を知る者にとって、この復活は非常に感慨深いものでしょう。このドロミテの3ステージは間違いなく今大会のハイライトだったし、歴史に残る戦いっぷりでありました。

休息日明けの第10ステージは登りを含む個人TT。ロバ王子ブルセギンが力強い脚で優勝をもぎ取りました。ゴール前の登りは大型選手とは思えないスピードでした。彼の応援団のロバ耳がカワイイ。

第11ステージは1級山岳を含む幾度も山を越す厳しいステージ。ゴール地点のチェゼーナは故パンターニの故郷チェゼナーティコのすぐ近く。パンターニの石碑の側も通るコースでした。逃げ切りが決まり、セッラメンティのベルトリーニが優勝。この日のハイライトは、CSFのバリアーニのゴール前の落車でしょう。前輪で石畳の石を跳ね上げ、後輪がそれに乗り上げて転倒するという芸当のようなトラブルでした。これも一つの武勇伝。

第12ステージはド平坦のスプリンター向けステージ。リッコの地元だけど、プロフィール的には彼のステージではないですね。スプリンターによるゴール勝負で、3cmの差でベンナーティがカベンディッシュを制しました。でも、負けたカベンディッシュのスプリント力は凄まじかった。

続く第13ステージはさらにド平坦。途中のセッラのパパとのハグは久々の良いシーンでした。最高の親孝行に泣ける。お父上も、翌日からの彼の大躍進は想像できなかったでしょう。今度はカベンディッシュが雪辱を果たしました。それと、この日の放送で解説だった小林徹夫さんのお話が激しく面白かったですね。ヴィスコンティとベッティーニの深過ぎる関係は、サイクルロードレースの奥深さが垣間見えるエピソードでした。心拍計と体脂肪率と補食の話しかしない解説者なんか使わずに、小林さんにもっと登場して欲しいものです。ツールの解説は安家達也さんでよろしく。

第14ステージはいよいよドロミテに突入しての最初の頂上ゴール。マンゲン峠で飛び出したセッラがまさかの逃げ切り。山岳賞を獲るつもりがそのまま一番でゴールに飛び込み、第7ステージの雪辱を果たすことができました。もう最高の笑顔。そして予想外のメンショフが来た!総合争いに絡んできましたよ。マリア・ローザはヴィスコンティからボシージョへ。

そしていよいよ今大会の山場の第15ステージ。この日も逃げ集団に入ったセッラがアタックしてまたしても逃げ切り。信じられじ。なんといっても、よくあるクレバーな戦い方ではなく非常にアグレッシブにアタックを繰り返す走りが観る者を熱くしますね。ファン激増間違いなしです。そして、ピエポリが落車による骨折でリタイア。去年のアシスト職人ぶりを今年は見ることができませんでした。リッコピーンチ!マリア・ローザは遅れたボシージョからコンタドールへ。総合争いはさらに混沌としてくる。

第2週の最終ステージは超ド級の山岳個人TT。この日もセッラが素晴らしい走り。まったくなんて選手だ。シモーニも良かったね。勝ったペリツォッティはドロミテに入ってからずっとイイ動きをしてたんだけど、ついに獲ってしまいましたよ。並み居るクライマーを抑えてまさかの優勝でした。しかし、とんでもないステージでありました。最大24%の未舗装路って正気の沙汰じゃないだろ。オートバイでスペアバイクをかついで登るなんて、これが最初なのでは? コースディレクターのドSっぷり真骨頂の特殊過ぎるステージでした。

あー、ホント面白かった。やっぱ激坂はいいねw。残り5ステージのうち、あと2ステージは山岳ステージですよ。しっかりと楽しみましょう。

そろそろ各賞の予想を出しておくともっと楽しめそうなので、ひとついっときますか。

個人総合:アルベルト・コンタドール
ポイント賞:ダニエーレ・ベンナーティ
山岳賞:エマヌエーレ・セッラ(鉄板)
新人賞:リカルド・リッコ(鉄板)
チーム総合:CSF グループ ナヴィガーレ

コンタドールは、去年のツールでラスムッセンと争った時のようなキレのある登りアタックが見られないのが不安要素ですが、山岳もTTも無難にこなせるのが大きい。リッコはピエポリを失った事が致命傷になり、優勝を逃してしまう可能性が高いでしょう。一人でステージレースを戦える程の成熟は彼にはありません。それに比べ、アスタナの層の厚いアシスト勢は3週目で大きな力になるでしょう。ファンとしてはシモーニを挙げたかったのですが、チーム力的に難しそうです。

ポイント賞はまだ微妙ですが、このままベンナが逃げ切っちゃいそうですね。まだ40ポイント近くアドバンテージもあるし、第17ステージでもゴールポイント獲りそうだしね。本格派スプリンターの狼煙を上げるのに、ジロのポイント賞はうってつけでしょう。

チーム総合は是非ともCSFにあげたい。今回の活躍はそれに値するし、コンチネンタルプロチームにできるだけ多くの成績を残して欲しいという希望を込めて。

余計なお世話だけど、コンタドールのあの「バキューン」は、彼が思っている程はイケてないって事を、そっと耳打ちしてあげたいっすね。

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