「ジロ・デ・イタリア 2008 第1週」TV観戦メモ

まだまだ序盤なので、1ステージ1ステージが別々のレースっぽい状態。ワンデーレースと比べても展開が緩やかだから興奮度は落ちるんだけど、意外な展開がなかなか楽しませてくれます。そんな第1週を振り返ってみましょう。
ここまでのポイントとしては、コンチネンタルプロチームがプロチームの鼻をあかすという痛快な結果になっている事。個人的にはこういうの大好き。自分もプロツアー制度には賛成しかねるので、こうしてほころびが出来てくるのも良い傾向です。
第1ステージのチームタイムトライアルは、CSCとスリップストリームの勝負だろうと思ってたら本当にその通りでした。スリップストリームは第1ステージを獲るために来てたらしいけど、まずはきっちりまとめてきましたね。アスタナはまだまだ調子は上がってないようだけど、後半に向けて上げていって欲しい。まずはコンチネンタルプロチームの1勝。
第2ステージではスプリントを制したリッコの勝ち。リッコといえばジャパンカップでの落車でCR1を大破させたのを皮切りに、落車続きでチャンスをことごとく失う負の連鎖に陥っていたんだけど、やっと日が差してきた感じですね。実はこの日も落車してたらしいけど。ザブリスキーが骨折でリタイア。
第3ステージではベンナーティがミルラムの列車を利用してツァベルを制して優勝。ペタッキがいなくてどのくらいの強さなのか比較ができないんだけど、これからもいいスプリントをみせてくれそうですね。マクギーとオグレディが鎖骨骨折でリタイア。CSCピンチ。リッコはこの日も落車で左人差し指を脱臼。落車王子…。
第4ステージはカベンディッシュが強豪を力で押さえ込む見事なスプリントで優勝。さすがはトラック世界チャンピオン、条件が整った時の爆発力はハンパない。それ以外では、いまいちやる気の見えない仏プロチームのコフィディスからヴェルブルッヘが大逃げ。逃げ切れはしなかったけど、拍手を贈りたい根性を見せてくれました。
第5ステージはティンコフのブルが渾身の勝利(冒頭のキャプチャ)。去年からジロをひっかき回し続けたティンコフがついにやりましたよ。個人的にはここまでで一番感動した勝利でした。最後の登りは力が入りましたね。そして、勝負所でチェーンが切れたミラー…。以前もタイムトライアルでこんな様子を見た気がします。勝てる勝負をこんな形で落とすのは、さぞかし悔しいでしょうね。これでコンチネンタルプロチームの2勝目。
第6ステージはCSFナヴィガーレのプリアーモが逃げ集団から飛び出してそのまま優勝。このステージで、イタリアチャンピオンジャージを着るヴィスコンティがマリアローザを獲りに来た。モチベーションも高そうだし、しばらくは彼が守りそうですね。そして、コンチネンタルプロチームが3勝目。
第7ステージはリッコが優勝宣言してたステージだけど、フタをあけてみると今度はLPRブレーキのボシージョが優勝。そして、これまた不運なパンクのセッラ。泣きながらのゴールの痛々しい事といったら…。そして、カルデナスやピエポリといったクライマーが動き出しましたね。ソレールはまだか?コンチネンタルプロチームが4勝目。
第8ステージはリッコが2勝目。ベッティーニを力でねじ伏せる圧巻の勝ち方でした。前のステージでもアシスト魂を見せたピエポリが凄かったですね。ディルーカの奇襲アタックをとらえたリッコが見事にアシストに報いる勝利。しかし、ベッティーニ勝てないなぁ。
第9ステージのゴールはベッティーニの地元なのに、ベンナーティが容赦なく獲ってしまいました。今回は珍しい平坦ステージなので、主要なスプリンターがゴール前に勢揃いしていましたね。ゴールを競り合ったベッティーニがガッツポーズを見せたけど、実は2位という悲しい結果に。この日だけはベッティーニに勝たせてあげたかったな。
やっぱ、ペタッキがいないのとマキュアンが不調なのが寂しいです。勝っている選手も、名スプリンターとのガチ勝負で勝っている訳ではないのでスッキリしないでしょうね。
総合はまだまだ動きがあるので、現段階ではあまり参考にはなりませんね。これからどんどん面白くなってくるので、観る側もそろそろ気合いを入れて望みましょう。




