
クローバーフィールド HAKAISHA / CLOVERFIELD(2008年, 米)
製作:J. J. エイブラムス
監督:マット・リーヴス
出演:リジー・キャプラン, マイケル・スタール=デヴィッド, 他
公式サイト:http://www.04-05.jp/
この映画は予備知識がない方が楽しめるので内容には触れません。安心してお読みくださいw。
一つだけ言えることは、とにかくスクリーンがデカくて音響が最高のシアターで観ることをお薦めします。轟音に耳をつんざかれ、重低音にはらわたを揺さぶられ、揺れまくる映像に脳をかき回される快感に身をゆだねてください。自宅でDVDで観ようなんて考えは捨てた方がいい。
ストーリーは割愛。知ってる人も知らない人も、それ以上知識を付けない方がいいでしょう。そして、観ようと思っている人は、情報が蔓延しないうちに観た方がいいです。配給元もさすがにネタバレを恐れてか、1/18のアメリカでの封切りから3ヶ月と開けずに日本公開したくらいですから。
自分はこのテの映画はまず観ないのですが、作品の背景にある「YouTube以降」という点が気になったので観ることにしたのでした。YouTubeがもたらした世界、すなわち人々が日常をカメラやビデオで記録し続けているというご時世です。そして、一般人がホームカメラで撮影した(という設定の)本作は、プロとアマの垣根がなくなるどころか逆転すらしている事をリアルに見せつけられます。
といいつつもそこは設定なので、実際に作品を観てみると突っ込み所は多いんですけどね。そんな高性能なカメラは普段持ち歩けないだろとか、そもそもそのカメラは民生品じゃないだろとか、ハンディカメラのマイクじゃそんな豪快な音拾えないだろとか。
また撮影者のとんでもないプロ根性もあり得ない。素人がこんな状態でよくカメラを構えてられるな、ってのは大人として目をつむってあげるべきかな。
低予算の主観撮影で作られた作品としては「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」が有名ですが、あれはそもそも映画撮影をしてたらこんなんなっちゃいました的内容なので、かなり趣の違うものですね。そういう意味では、本作はかなり新しい手法と言っていいのかもしれません。優れた作品かと言われると、決してそんな事はないのですが。
近頃こういう作品が多くて、スパニッシュホラーの「REC」や、ロメロの「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」、デ・パルマの「リダクテッド」も似通った設定だそうです。こういう現象を見ると、YouTubeが社会に与えた影響の大きさを肌身で感じることができます。
本作のもうひとつの話題としては、YouTubeを効果的に使ったバイラルマーケティングです。詳細はこちらの記事で。
TechCrunch Japanese : “バイラル”動画の仕掛け人が明かす9つの秘策
記事にはクローバーフィールドとは一言も書いてありませんが、もうバレバレですよね。ここまでコントロールされてるのを知っちゃうと、「YouTubeオワタ」とニコニコに行っちゃうのも仕方ないかなぁと。
等とあれこれ考えてしまいましたが、もちろん何も考えずにテーマパークのアトラクション的に楽しむのも全然アリの作品です。というか、そっちの方が普通かなw。では、トレーラーをどうぞ。
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