「Selle Italia THOORK」のしなり具合を試してみた

これまでいろんなサドルを試してきましたが、その中で最も自分にフィットしたのがSelle Sanmarco REVERです。パッドも薄く堅い印象があるのですがこれが非常に快適で、ここ2年間はずっとこれを使っています。Silence Lottoのカデル・エヴァンスも使っているモデルですね。
REVERに不満があった訳ではないのですが、更なる快適性を求めて別のものを試してみたくなりました。そして選んだのはSelle Italia THOORK。機能的にもデザイン的にも合格でしたが、どうやら自分のお尻との相性は良くなかったようです。
REVERもTHOORKも適度なしなりがあり、ペダリングに合わせて座面が動くのが特徴です。それによりお尻への圧迫が和らぎ、ロングライドでも快適性が得られるというもの。今回THOORKを選んだのもそれが理由です。
写真は左がREVERで右がTHOORK。

REVERはチタン製レールとシェル自体がしなるのに対し、THOORKはAPS機構でしなりを実現しています。そのため重量はTHOORKの方が30g程重く230gでした。
また、THOORKには穴あきのGEL-FLOWタイプもあるのですが、自分的にはパッドの柔らかさは不要なのでノーマルバージョンを選択。
使ってみてのファーストインプレは、まず「痛い」というものでした。座面が丸みを帯びているので、REVERとはお尻に当たる位置が違うんですね。図にするとこんな感じ。

サドルは慣れで印象が変わるので数日我慢して使ってみたのですが、どうも慣れることが出来ません。あれこれポジションを変えながら試行錯誤していたのですが、痛みで挫折してしまいました。それだけならいいのですが、ポジションを変えながら乗っていたため脚の骨折部分に負担がかかったようで、ある日患部に激痛が走り1ヶ月自転車を休むことになってしまいました。
先日ローラー練習を再開し性懲りもなくTHOORKを試したのですが、やはり翌日の痛みが強く自分には合わないという結論に至りました。
ということでTHOORKのしなり具合につてはちゃんとした評価はできないのですが、一応触れておこうと思います。
まず、動きはREVERよりも柔らかいです。ヤグラに取り付けた状態で座面を押すと簡単に沈み込みます。腰が安定せず違和感を持たれる方もいるとは思いますが、自分のようにこのしなり具合がイイという方もいるでしょう。
そして、しなった際の動きはREVERとは異なっています。REVERは座面中央に大きな切れ込みがあるので左右が独立して上下に動くのですが、THOORKはシェル全体が傾く感じです。図にするとこんな感じ。

下の写真のように、シェル下中央に左右の上下を可能にする機構が設けられています。これにより、右が下がれば左が上がるシーソーのような動きになるんですね。

この動きの違いは微妙な差なのですが、長時間ライドになるとこのわずかな違いが快適性に影響してくると思われます。THOORKでの長時間ライドは実現しなかったので、どちらがイイかは自分には何とも言えないのですが。
座り心地以外で注意すべきは、レール後部が特殊な作りになっている点です。レールの間に取り付けるタイプのサドルバッグは使えないと思います。自分はストラップで固定するタイプを使っていますが、それなら問題ありませんでした。

あと重要なポイントである見た目ですが、その点ではかなりポイントが高いと思います。フォルム的には、丸みを帯びていながらもシャープな印象でカッコイイ。また、リアルカーボンがふんだんに使われていて非常に美しいです。レールは中空バノックス。座面の滑りにくい素材もGood。
残念ながら自分とは相性が良くありませんでしたが、なかなか凝った作りの良いサドルだと思います。座面が平坦な同機構のモデルがリリースされたら再度挑戦してみたいと思います。
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サドルは実はボクも今使ってるヤツが挫折しそうです。(笑)
どうにもあわないっす。
軽さだけで選べないのがサドルですねぇ…