イアン・カーティスが生きて動いてる!!「コントロール」


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コントロール / Control (2007年, イギリス=アメリカ=オーストラリア=日本)
監督:アントン・コービン
出演:サム・ライリー, サマンサ・モートン, アレクサンドラ・マリア・ララ, 他
公式サイト:http://control-movie.jp/

世界最高のロック写真家にして映像作家のアントン・コービンの映画監督デビュー作です。よりによってというか、案の定というか、彼は初監督作品としてポストパンクの代名詞であるジョイ・ディヴィジョンを描くことを選びました。もうその時点で傑作になることを約束されたようなものですが、サム・ライリーという最高の演者を得ることで奇跡的な作品にまで上り詰めてしまったのです。

まずはトレーラーから観ていただきましょう。日本語版は公式サイトでご覧ください。


当時をリアルタイムで体験していた方はそろそろ涙腺が緩む世代だと思うので、もう涙でぐちゃぐちゃになっているんじゃないでしょうか。まるでイアン・カーティスの生き写しのようなサム・ライリーが素晴らしすぎです。この歌といいパフォーマンンスといい、「まるで悪魔に取り憑かれたようだ」と言われていたイアンの狂気を見事に演じています。

当時は彼の自殺の理由をちゃんと理解していなかったので、こうして真実を描いた良質な作品が世に出てくる事は本当に嬉しいことです。原因不明の病気に苦しみながら生活と表現の板挟みで追い詰められ愛人に救いを求める様子は、まるで安っぽいドラマのような筋書きなのですが、それ故に自分たちと同じリアルな存在としてとらえることができます。それくらい乗り越えろよと言えなくもないのですが、他者や表現に対する誠実さが逆に彼を追い詰めてしまったんでしょう。なんと言ってもわずか23歳だった訳で。

映像もさすがの美しさで、どこを切り取っても絵になる構図なんですよね。全編モノクロで描かれた寒々しいマンチェスターの街が本当にリアルです。

そして、サウンドトラックがこれまた素晴らし出来なのです。Joy Division, New Orderはもちろん、Iggy Pop, David Bowie, Roxy Music, Kraftwerk, Sex Pistolsといった、彼等のルーツともいえる楽曲があふれんばかりに収録されています。iTS版[iTunes]には”Love Will Tear Us Apart”のオリジナルPVが付いてて大感激。

懐かしいだけだと老人相手の商売にしかならないので、新録もきっちり入っています。The Killersによる”Shadowplay”のカバーなのですが、これがまたリスペクト汁が滴るような名演奏なんですよね。自分がThe Killersを好きな理由がやっと理解できました。

こちらはPVがあるので貼っておきましょう。映画からのシーンも盛り込まれてて楽しめます。


そして、5月にはジョイ・ディヴィジョンのドキュメンタリー映画「Joy Division」も公開されます。こちらは当時の映像が満載のようなので、公開が楽しみです。

あまりブログパーツとか好きではないのですが、自分のブログから名曲”Love Will Tear Us Apart”が流れるのはちょっと素敵なので公開中は貼ってみることにしました。ただしトップページだけ。

 

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