
自転車工具シリーズの最後は、ワンランク上を目指すなら使いこなしたいトルクレンチです。
これまではかなり適当な力加減でパーツ組み付けをしていたのですが、今回は高いパーツをいくつか購入したのでトルク管理をちゃんとしてみることにしてみました。購入したのは東日のプリセット型トルクレンチ、T.MTQL40Nというモデルです。5-40Nmの範囲のトルクをかけることができます。
今回トルクレンチを導入しようと思ったのは、こちらの記事に出会ったからです。
とても勉強になるページなので是非ご一読ください。自分もこんな有用な情報を発信できるよう心掛けたいものです。
ちゃんとトルク管理しないとマズイなぁと思ったのは、
表を見て分かるとおり、最大のトルクでもせいぜい50-70Nmといったところだ。目一杯力がいるような印象を受けるが、実は大したことない。うめ吉もトルクレンチを購入して初めて「え、こんなもん!?」と驚いたくらいだ。今まで相当フレームやパーツに負担をかけていたと反省。
と、自分もかなりパーツやフレームに負担をかけていそうな事が予想できたため。
実際に規定トルクで締めてみると、全く同じ印象を受けました。まだまだ余裕あるのにこれで終わり?みたいな。それが分かっただけでも大収穫です。
目一杯締めれば確かに緩みにくくはなるんだけど、その分パーツの寿命を縮めてしまう。それを防ぐために規定トルクで締め、こまめに緩みを点検するべし、という事なんでしょうね。
それで購入したのが、うめ吉さんもお薦めの東日のプリセット型のモデルです。商品の説明にも「ワイドレンジ・多機能・コンパクト 東日 オートバイ/競技用自転車用トルクレンチ 5-40Nm」とあり、メーカーが想定している用途もバッチリです。
他の選択肢としてBBBやITMといった自転車パーツメーカーの製品もありましたが、最大トルクが20Nmくらいまでなんですよね。それ以上のトルクが必要な部分用にもう一本用意する必要がある。という事で、1本でほぼカバーできる東日のものにしました。
トルク値のセットは目盛りを見ながらお尻のダイヤルを回転させて行います。0.5Nm単位で設定できます。写真は15.5Nmに設定したところ。

セットできたらエンドにあるロックつまみで固定します。
そして適当なソケットを取り付けて作業を行います。今回は必要になりそうなソケットを5つ購入しました。写真の後段が購入したソケットで、前段は自転車パーツ用の特殊工具(左から、BBカップ用, ロックリング用, FSA MegaExo用)です。

4,5,6,8mmの六角ソケットとロックリング用工具を取り付けるための21mmのソケット。ソケットは近くのホームセンターで手に入るので、必要になったら都度購入するという方法で良いでしょう。
21mmソケットを介してロックリング用工具を取り付けるとこうなります。

あとは時計回りに力を加え、設定したトルクがかかるとカチッと音がするのでそこで力を緩める。
注意すべきは、力を加える方向が時計回りに固定されている点。ご存じの通り、自転車パーツには一部逆ネジの箇所がありますので、そこに使うことは出来ません。具体的にはペダルとBBカップですね。そこだけは対になる反対の箇所で力加減を確認し、その感覚で締めてやるしかありません。もちろんその時はトルクレンチは使わないようにしましょう。
最終的にはトルクレンチなしで、目分量で大体の力加減が分かるようになりたいところですが、仕事でメカニックをやっている訳ではないので難しいでしょうね。でも、慣れてくればとんでもない力で締め付けたりって事は減ってくるかな、と期待したいところ。
ソケットをいくつか追加購入しても2万円以下で揃えられるので、自分で組み付けをする方は持っておいて損はないと思います。スチール製のどっしりとした重量も心地よく、工具フェチの方にも満足できる一品ではないでしょうか。
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