息づかいまで聞こえてくる「気配と余韻 / 原田郁子」


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原田郁子の2ndソロ作が限定版ブックCD仕様で登場。ミニアルバムとは思えないくらいの満足度を得られます。

クラムボンでの凝りに凝ったサウンドプロダクションとは異なり、彼女の日常をそのまま切り取ったような、とてもシンプルでリラックスしたサウンドです。彼女の手書きメモやイラストをコラージュしたアート・ブックも素晴らしい。ファンでなくても手にとってもらいたい作品です。

今回は永積タカシ, オオヤユウスケといったohana組に、谷川俊太郎やキリンジの堀込高樹やといったお馴染みの強力メンバーがバックアップしています。個人的には堀込の曲”Drifter”がヤバい。グッとくるなんてもんじゃない。必聴。

けだるい午後に散歩しながら口ずさんでいるような生々しいサウンドは、ZAKによるエンジニアリング。毎度ブラボーな仕事ぶりであります。

アート・ブックは「FOIL」「ku:nel」等を手掛ける有山達也が担当。この透明感と柔らかさは流石ですね。ずっと手元に置いておきたい出来です。文字もイラストも一見「小学生かよ!」と突っ込みたくなるけど、読めば読むほど味わい深い言葉達がこぼれ落ちてくる。ヒリヒリするようなリアルが伝わってきます。

郁子づくしの1冊です。是非限定版でどうぞ。

ちなみに、1曲目の「やわらかくてきもちいい風」は映画「百万円と苦虫女」の主題歌でもあります。

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