情熱的に生きた女性カメラマンの肖像「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」

アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生 / Annie Leibovitz : Life Through a Lens
2007年, 米
監督・脚本:バーバラ・リーボヴィッツ
出演:アニー・リーボヴィッツ, オノ・ヨーコ, デミ・ムーア, キース・リチャーズ, アナ・ウィンター, 他
公式サイト:http://annie.gyao.jp/
全裸でオノ・ヨーコにしがみつくジョン・レノン、妊娠ヌードで雑誌の表紙を飾ったデミ・ムーア、一面の薔薇の中に横たわるベット・ミドラー、牛乳風呂から手足顔を出すウーピー・ゴールドバーグ、誰もが一度は見たことのあるあの写真を撮ったのがアニー・リーボヴィッツです。
本作は、呼吸するように写真を撮り続けてきたアメリカ人女性カメラマンの半生を記録したドキュメンタリー。何故彼女があんなにも奇跡的な写真を撮れるのか、その秘密に迫る本作は写真ファンなら観ておいて損はないでしょう。
映画は彼女の幼少時代から、ローリング・ストーン誌時代、ヴァニティフェア誌時代、そしてサラエボの戦場での経験を経た現在までを、共に仕事をした同僚や被写体の証言を通して彼女の実像に迫ります。それはもう羨ましい程の驚きと創造性に満ちた半生でありました。
ロックミュージシャンを撮っていた頃は対象と一体化するあまりドラッグにまみれ、セレブのポートレイトを撮っていた頃は溢れるアイディアの実現のために放蕩の限りを尽くし、戦場や愛する者との死別を体験することで人生を見つめ直し、50代で母親になりながらもなお写真に向かい続ける。その中で成長し続ける様が丁寧に描き出されています。
監督のバーバラ・リーボヴィッツはアニーの実の妹。そして彼女のインタビューに答えるスター達は、全員がアニーとのエピソードを愛おしそうに語るのです。アニーがいかに特別な存在であったのかがよく分かりますね。
作品の中には彼女の作品が多数登場するのですが、もっとじっくり見たいですね。DVDではスライドショーで見られるようにしてもらえると嬉しいな。
自分はこの映画ではじめて彼女の作品をまとめて見たのですが、それだけで彼女の作風が頭にすり込まれましたね。その証拠に、ルイ・ヴィトンの広告写真でキース・リチャーズがモデルデビューしたという最近のニュースがあったのですが、写真を見た瞬間にアニーの仕事だという事が分かってしまったのです。
doops! “Keith Richards(キース・リチャーズ)が、ルイ・ヴィトンの広告に登場”
なんとまぁ、凄い写真であります…。妖気が漂っちゃってますよ。
それでは最後にトレーラーをご覧ください。
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