今年のアカデミー賞は、なかなかの接戦で面白かったですね。良かったのは意外な初受賞のコーエン兄弟、残念だったのは「潜水服は蝶の夢を見る」が無冠だった事。
そして、応援していた「JUNO」が脚本賞を受賞してくれました。オスカーを獲ったディアブロ・コディは元ストリッパーかつブロガーで、ネットからデビューした才能というのも話題です。女優顔負けのルックスとタトゥーで抜群の存在感でした。6月の公開が待ち遠しくて仕方ないのですが、一足先に素晴らしいサントラ盤がリリースされているのでご紹介。
このポップで可愛らしいアートワークのCDには、軽快なアコースティックサウンドが新旧とりまぜ19曲収録されています。Sonic Youth, Belle & Sebastianといった大物インディー勢から、The Kinks, Mott the Hoopleといった懐かしものまで、違和感なく同居しています。
そのうち7曲収録されているKimya Dawsonが、本作の主役と言って良いでしょう。非常にシンプルなコード進行と弱々しい声の畳み掛けるような唱法が非常に印象的です。
Kimya Dawsonの事は本作ではじめて知ったのですが、キャリアも長く本作で大ブレイクを果たしたようですね。特に、8曲目の”Loose Lips”[iTunes]をYouTubeで探すとライブ音源がたくさん見つかるのですが、例外なく観客が全員歌ってるんですね。サビだけじゃなくて、最初から最後まで。歌詞もボリュームがあってラップっぽいので難しいはずなんだけど、笑っちゃうくらいみんな上手く歌ってたりします。そんなビデオを1本貼っておきましょう。NYのKnitting Factoryでのライブです。
Loose Lips / Kimya Dawson
なんでしょう、この多幸感あふれれる空気は。Kimyaの声が聞き取れないくらいで笑っちゃうんですが、それだけ支持が大きいって事ですね。こんな感じの木漏れ日系サウンドが好きな方は是非アルバムをお試しください。
ところで、「JUNO」の監督ジェイソン・ライトマンは、デビュー作「サンキュー・スモーキング」の素晴らしい出来に驚かされた非常に才能のある監督なのですが、「ゴースト・バスターズ」や「ツインズ」の監督アイバン・ライトマンの息子さんなんですね。今日のアカデミー賞の放送ではじめて知ったのですが、彼を育てた事がアイバン・ライトマンの最大の功績と言っていいかもしれません。ちょっと失礼かなw。
では、JUNOのトレーラーをどうぞ。日本語版は公式サイトでご覧ください。
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