まさに変幻自在のインディー魂「1110 / HIM」

先日のライブの模様もレポートしましたが、新作”1110″は期待通り素晴らしい内容でした。前作の傑作”Peoples”からは2年ぶり、メンバーを大幅に変更し日本でレコーディングされた作品です。
音の傾向としては”Peoples”に近く、生楽器や生歌によるオーガニックかつミニマルなグルーヴに満ちたものになっています。HIMサウンドの特徴であるダブサウンドは今回は控えめ。今作の目玉は、Ultra Livingと原田郁子の日本勢のサポートにより、HIMの新たな側面を見られる事でしょう。また、Bill LaswellやBarnie Worrellといった大物ゲストの参加も見逃せません。
Doug ScharinのMySpaceで本作の2曲を視聴できるので、まずは聴いてみてください。
HIM名義の”untitled”, “Sikyi Rock”の2曲で、いずれも原田郁子のヴォーカル入り。前者はアルバムでは”Where Do The Mansons Go?”というタイトルになっています。聴いて分かるとおり、これまでのスタイルに比べポストプロダクションを控えた非常にストレートなサウンドになっています。そのぶん歌が際だっていますね。”Peoples”ではヴォーカルをインストゥルメント的に扱っていたので、同じ歌モノといってもかなり印象が異なります。
そして忘れてはならないのがダグの片腕、Joshua LaRueのギターです。彼のあのサウンドがないとHIMとは言えません。トリッキーでファンキーな彼のギターがグルーヴ感をさらに加速させています。
MySpaceのあとの2曲はActivities of Dust名義になっていますが、これはDougの新ユニットです。TortoiseのJeff Parker, Bill Laswell, Barnie Worrellによる4人組。これまたスタイルが変わり、複雑かつダビーな音になってます。アルバムはもう出来てて3月にリリース予定だとか。こちらもかなり楽しみです。
ちなみに、Joshua LaRueとUltra LivingのMySpaceはこちら。
これからもDoug Scharin周辺からは目が離せそうにありません。
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