技術系ロードバイク乗りのあれこれレビュー
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元クラバーにして現サイクリスト、Eガジェットフリークにしてecoピープル、イケメンにして非モテな♂がお送りします。
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iPod touchをブックリーダーに仕立てる「iComic」「T-Time/azur」

Amazonの「Kindle」や任天堂DSの「DS文学全集」など、読書用ガジェットが静かに盛り上がってきてますね。ですが、前者は日本には入ってきてませんし、後者は読み難いとの評価が少なくありません。
また、日本では携帯電話が読書用デバイスとしての地位を築きつつありますが、自分には視力的に少々厳しいものがあります。機種変更すると購入したコンテンツがチャラになるという仕様も許し難いですし。
携帯電話以外で毎日持ち歩くガジェットで読書に使えそうなもの、という事でiPod touchをブックリーダーに仕立ててみました。
冒頭の写真の通り、非常に美しい表示で目にも優しい読書デバイスを作ることができました。
今回使うものは、PC側で読書用データを生成する「T-Time」または「azur」とiPod touch用アプリの「iComic」です。
「T-Time」は電子書籍のパイオニア、ボイジャーが開発したブックリーダーで、.Book(ドットブック), HTML, テキスト等を読みやすくレイアウトして表示してくれるPC用ソフトウェアです。
「azur」は同等の機能を青空文庫用に最適化したもので、青空文庫専用のブラウザ兼ブックリーダーという趣旨のソフトウェアです。
「iComic」はわたがし★さんが開発されたiPod touch用のブックリーダーです。名前の通りコミック用に作られたもののようですが、データさえ整えれば汎用ブックリーダーとして使うことができます。
ネイティブアプリですので、利用にあたってはiPod touchをJailbreakする事が前提となります。
「T-Time/azur」と「写真」アプリの組み合わせ


まずは、Jailbreakなしで利用できる方法からご紹介します。
用意するものはT-Timeかazurのいずれかのみです。
T-Time/azurの書き出し機能でイメージファイルとして書き出し、そのイメージファイルを写真データとしてiPod touchに転送してやるという手順になります。
ページ毎に別々のイメージファイルが生成されますので、書籍名のアルバムを作りそこにまとめておくと使いやすいでしょう。
詳しい使い方は、両ソフトウェアの「書き出し機能」の説明を参照してください。
iPod touch上では、写真アプリを開いて表示される書籍(アルバム)を選択すると、全ページのサムネール一覧が表示されます。
サムネイルが小さくてページ内容を識別するのが難しいのですが、開始したいページを選んで閲覧をはじめます。
後は、写真のスクロールと同じスワイプ操作でページをめくっていきます。
書き出し時に最適なサイズでラスタライズされますので、非常に美しい表示になります。ヒラギノフォントを使えば印刷した書籍と比べても遜色ないでしょう。ページめくりもスムーズで、気持ち良く読み進めることができます。
部分的に拡大したい場合は、該当部分をダブルタップすれば拡大表示する事もできます。
また、データ転送が通常のシンクロ操作で行えるのは強力なメリットだと思います。
残念な点は、ページめくりのスクロール方向が逆になってしまうのと、しおり機能がない事です。
前者は慣れれば問題はないかもしれませんが、強い違和感を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
ブックリーダーではないのでしおり機能が無いのは仕方ありませんが、章単位でアルバムを作るなどの工夫で乗り切れるかもしれません。
「T-Time/azur」と「iComic」の組み合わせ



個人的にはこちらが本命。
デバイスへのデータ転送が面倒ですが、それを補って余りある読書体験を得られると思います。
前にも書きましたが、iComicは汎用ブックリーダーとしても使用できます。なので、T-Timeやazurで書き出したイメージファイルからiComic用データファイルを作ってやればいいのです。
iComic用データファイルといっても特別なものではなく、ファイル名をページ順の連番にしてzipアーカイブにするだけです。これをiPod touchの所定のディレクトリにFTP転送してやります。
iComicは最初からブックリーダーとして作られてますので、前述の写真アプリにあるような欠点は皆無です。スクロール方向は設定できますし、しおり機能も付いています。
また、スクロール方法として、タップ操作, スワイプ操作, 重力ページ送りの3つが用意されていますので、好みの操作を選ぶことができます。
重力ページ送りは、iPod touchのモーションセンサーを応用したものですね。画面を触って汚したくない場合に良さそうですが、意図した方向にページ送りするのはコツがいりそうです。自分はうまく使いこなせません。
残念なのは、画面の拡大/縮小がピンチ操作だけという事。写真アプリのようにダブルタップで拡大/縮小ができると良いのですが。電車内で片手で操作する事が多いので、ぜひ実装していただきたい機能です。
もう一つ、iComicは大きな画像をiPod touchの画面サイズに合わせて表示してくれます。
写真アプリを使う場合は、iTunesで転送する際にiPod touchの解像度にあわせて画像が最適化されるため、拡大表示しても引き伸ばして表示されるだけです。iComicではデータの解像度を表示時に調整するので、元データの解像度が高ければそれだけの情報量を表示することができるわけです。
ですので、1ページの情報量が多い場合等は、解像度の高い画像データを用意しておけば同じ情報量を拡大表示する事ができます。
これも写真アプリに対するアドバンテージでしょう。
iComicのインストール方法や使い方は、iPod touch ラボに詳しい解説がありますので、そちらを参照してください。
→ iPod touch ラボ「iPod touchで漫画を見る」
なお、.Book形式ので販売されている電子書籍は、すべて書き出しが出来る訳ではないので注意してください。
理想書店で販売されているものは書き出しに対応しているようですが、PDAbook等のサイトで販売されているものは書き出しに対応していません。
品揃え的にはちょっと寂しいものがありますね。
青空文庫が読めればいいというのであれば、かなり魅力的なプラットフォームになるかもしれません。
では最後に、操作している様子をムービーにしてみたので、ご覧ください。
前半が写真アプリで閲覧している様子、後半がiComicで閲覧している様子です。
サンプルに使用している書籍は、津田大介さんの「だからWinMXはやめられない」です。ずいぶん昔に購入したものですが、何故かこれだけ書き出す事ができました。
「CONTENT'S FUTURE」のCCに対応した出版が記憶に新しい氏ですが、偶然にしては出来過ぎのような気がします。
マンガのサンプルは「痴漢男」です。
アップルから公式SDKがリリースされれば、ネイティブで動作するブンコビューアなりBookSurfingなりがリリースされると思いますが、それまではこれでやりくりしていくことにします。
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「iComic」をぜひ利用したいと思ったのですが、サイトがありません。
もしも、ファイルを持っていましたらいただけないでしょうか?
投稿者 KAI | 2008年04月24日(木) 15:02
KAIさん、今はInstallerを使ってインストールできるようになっていますよ。
Sourcesに以下のリポジトリを追加して試してみてください。
http://hpcgi3.nifty.com/moyashi/ipodtouch/repository.cgi
投稿者 tnk | 2008年04月24日(木) 17:32
はじめまして
私もT-Timeをダウンロードしました。
しかし、質問があります。
私は、自分の持っている電子書籍をiPod touchのサイズに変えて、書き出そうとしましたが、無償版のため、書き出せるページ数が制限されていました。
ライセンスキーを購入しないとダメなのでしょうか?
投稿者 Nash | 2008年09月25日(木) 07:19
Nashさん、はじめまして。
T-TimeのFAQにある通り以下の制限があります。
・機能限定版では、テキスト、HTMLファイルの表示を書き出すことができません。
・機能限定版では、ドットブック、TTZの書き出しページ数に制限があります。10ページまでとなっています。
フル機能使いたければ、ライセンスを購入する必要があるようです。
投稿者 tnk | 2008年09月25日(木) 09:50