心地良い風につつまれる「天然コケッコー」

原作:くらもちふさこ
脚本:渡辺あや
監督:山下敦弘
音楽:レイ・ハラカミ
出演:夏帆, 岡田将生, 夏川結衣, 佐藤浩市, 他
公式サイト
レイ・ハラカミがサントラを担当しているという事で観に行ったのですが、映画自体も目眩がするくらい爽やかな良作でありました。
スタッフをみると脚本が渡辺あやじゃないですか。「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」で思いきり胸ぐら捕まれてしまった才人です。お初にお目にかかる監督の山下敦弘も丁寧でいい仕事です。
中学2年の右田そよが通う全校生徒6人の田舎の分校に、ある日東京からイケメン男子が転校してくる。ぶっきらぼうで都会の香りのする彼に徐々に惹かれ始めるそよ。というありがちなストーリーではありますが、言葉にできない微妙さと不安定に揺れる気持ちがうまく表現されています。
くらもちふさこの原作は読んでないのですが、原作に対するスタッフの愛がとても感じられます。機会があれば読んでみたですね。
自分がぐっと来たところは、方言が自分の田舎に似ていたところ。中国地方ではあるけど瀬戸内じゃないなと思ってたら、やはりご近所の島根でした。しかもちょっと気になっていた石見地方。原作の舞台に合わせたとの事です。
とにかく、美しく描かれる日本の田舎と自然が圧倒的でした。夏の緑の眩しさは、ちょっと筆舌に尽くしがたい程です。どこか日本離れした「リリィ・シュシュのすべて」の緑に比べ、こちらは圧倒的に日本的な緑です。
こういう映像を見ると、熱を蓄えたアスファルトに茹でられながら生きているのが嫌になりますね。ホント。
レイ・ハラカミのサントラも控えめながら他の誰でもない音で、電子音の涼しさと揺れる心象風景に見事にマッチしたものでした。
アルバムがiTunesStoreでも販売されてますが、くるりの主題歌「言葉はさんかく こころは四角」は入ってませんので要注意です。![]()
あと、天然コケッコーのPodcastも配信されてますので、公式サイトを見てみてください。第1回目は山下敦弘監督による制作秘話を聞くことができます。
島根県といえば、石見ライドや飯南ヒルクライム等、いい感じのイベントが開催されている自転車コンシャスな場所でもあるんですよね。関東からは場所的に参加し難いのですが、いつかは行ってみたいものです。
物価も安そうだし、リタイア後に住むのもいいかもしれませんね。
では、いつものようにトレーラーを貼っておきます。






