パリ〜ルーベ 2007
ベルギー週間のフィナーレ、「クラッシックの女王」とも「北の地獄」とも呼ばれるパリ〜ルーベをTV観戦しました。
今回が実に105周年という歴史と格式の高い、だけど身の毛もよだつ程タフなレース。毎年そうですが、果たしてこれをロードレースと呼んで良いのかというくらい壮絶なものでした。
今回の個人的ハイライトは以下。
なんといっても優勝者のオグレディ。常に上位に名を連ねてはいるんだけど、印象的な勝ちには恵まれない地味な印象の選手でしたが、この日は彼が一番強かった。トラブルをも寄せ付けないようなオーラに包まれていました。放送中にも言われてましたが、去年のカンチェラーラを思わせるパワフルな独走には震えました。いつもは地味なオッサン顔がこの日は泥にまみれて輝いていましたね。
CYCLINGTIMEの綾野真さんの総括レポートに、CSCの戦略のことが書いてありますね。そうか、気温の高さがオグレディに味方したって事ですね。カンチェラーラは調子が良くなかったのか…。ロンドではテスト走といいながら爆発的なパフォーマンスを見せてくれたので楽しみにしてたんだけど。いずれにしろ、一歩CSCは抜きん出てたと。
もうひとつは、我らがフミの活躍。途中リタイヤしてしまったようですが、その働きは全世界にアピールできたことでしょう。集団を先頭で牽引する姿や、アランヴェールでトラブルに見舞われたチームメイトにホイールを提供する姿。日本チャンピオンの素晴らしい働きはTVもしっかり捕らえていましたね。本人のブログでもリタイアを悔しがっていますが、あの献身的な働きは評価されてしかるべきだし、きっと今後につながることでしょう。頑張れ!!
3つめは、やはりこのレースの狂いっぷり。尋常じゃないです。TV映像ではちょっと分かりにくかったですが、こちらの石畳の写真なんかをみると、これはほとんど障害物競走じゃないですか。それに視界をふさぐ雲海のような砂埃。凄過ぎる…。
そんなアランヴェールで発生した集団落者のシーンには声を抑えることができませんでした。落車した選手になすすべなく突っ込んでいく選手たち。怪我をした選手の絶叫。こんなとこ走ってればそりゃ落車するって。そこの観客、こんな時にカメラに向かってピースサインはやめなさい。
あとハイライトとは別に、嬉しい発見がありました。
中盤に逃げが決まったミルラムのグラブシュのバイクを見ると、サイクルコンピュータに自分と同じGarmin Edgeを使っていました。プロツアー選手が使っているのは初めてみたので、ちょっと嬉しかったです。ホイール/ケイデンスセンサーは付けていないようだったので、GPS測位での速度/距離と心拍計だけに使っているようです。
もしかしたらパリ〜ルーベ向けの特別装備だった可能性もありますね。普通のサイクルコンピュータだとマグネットセンサーまわりが振動の影響を受けるので、それが不要なGPSベースのものを使ったとか。想像ですが。
いずれにしろ、プロ選手のフィードバックでいろんな所が良くなるといいな。

結局、3連戦の勝者はイタリア人, ドイツ人, オーストラリア人ということで、ベルギー人選手は一勝もできませんでしたね。来年はプレッシャーも若干薄れるでしょうから、コンディションを整えて是非ともリベンジして欲しいところ。地元ベルギー自転車ファンの熱狂ぶりを見てみたいものです。
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