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リトル・ミス・サンシャイン

リトル・ミス・サンシャイン
2006年, 米
監督:ジョナサン・デイトン, ヴァレリー・ファリス
出演:グレッグ・キニア, トニ・コレット, スティーヴ・カレル, アラン・アーキン, ポール・ダノ, アビゲイル・ブレスリン, 他

79回アカデミー作品賞にノミネートされた作品。愛すべき負け組家族がトラブルを乗り越え壊れた関係を再生していくロードムービー。面白過ぎる脚本と絶妙なキャストに新人監督がケミストリーを起こした奇跡のような作品です。

監督はミュージックビデオやCMを多数手がけ今作が長編第一作になる夫婦監督。「40歳の童貞男」で主演してたスティーブ・カレルが落ちぶれたゲイの学者役で出演し、おじいちゃん役のアラン・アーキンとオリーヴ役のアビゲイル・ブレスリンが共にアカデミーの助演男優賞, 助演女優賞で、マイケル・アーントが脚本賞でノミネートされてることも話題です。

コカインを吸引がやめられないおじいちゃん、パッとしない啓発セミナーでの成功を信じる父親、テイクアウトのフライドチキンを毎度の食事に出す母親、家族を嫌い言葉を発しない息子、ミスコンでの優勝を夢見る幼児体形の娘、恋人にフラれ自殺未遂で引き取られたゲイの伯父。と、登場人物だけで面白そうな予感がビンビンですが、起こる出来事がいちいち可笑しいんです。いやらしさや嫌みの無いセンスのいい笑いに満たされてます。それでいてホロリとさせるシナリオの良さと演技の上手さ。
こういった設定の話だとダークさに振ってしまうことも多いんですが、すべてがカラッとしててカリフォルニアの気候と相まってとても爽やかなんです。コンテストに出場している着飾った子供や親のフリークっぷりや無闇にヒステリックなオバチャンもうまく笑いに持って行ってます。
個人的には息子役のポール・ダノがツボでした。家族に対して諦めきった表情や壊れた後の大人の演技は上手いなぁと。ルックスも個性的でGood。

アカデミー助演女優賞には菊池凛子もノミネートされて話題になってますが、やっぱりアビゲイルちゃんを応援したくなります。その「バベル」も作品賞にノミネートされてますが、「リトル・ミス・サンシャイン」とうまく分け合ってくれるといいのですが。大好きなイニャリトゥ監督なので「バベル」には期待していますが。
東京ではシネクイント単館上映ですが、受賞して上映館を拡大してもらいたい良作です。

日時: 2007年01月28日(日) 12:38

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