イカとクジラ
「イカとクジラ」
2005年, アメリカ
監督:ノア・バームバック
出演:ジェフ・ダニエルズ, ローラ・リニー, ジェス・アイゼンバーグ, オーウェン・クライン, 他
以前から期待してた作品を新宿武蔵野館で鑑賞してきました。「ライフ・アクアティック」でウェス・アンダーソンと共同脚本を手がけたノア・バームバックの監督作品で、ウェス・アンダーソンも制作で携わっています。
評判通り素晴らしい出来でした。
本当にダメな夫婦に翻弄される子供たちを、絶妙のキャストとディテールに懲りまくった脚本で見事に描いています。特に父親が最低で、病気の息子に薬を買いに行かせたうえに、自分が卓球がしたいからと無理やり付き合わせ、その揚げ句に思いっきりスマッシュを決めてしまうというわがまま振り。まるで中学生のような父親を演じるジェフ・ダニエルズが素晴らし過ぎです。あと、末っ子役のオーウェン・クラインも将来が楽しみになる程のイイ壊れっぷり。「サムサッカー」のルー・プッチも良かったけど、彼の将来も輝かしいなぁ。
どうしようもないバガヤロ様を描きながらも、「でも、そこがイイんじゃない」と言わせてしまう作品に仕上げてしまうことこそ映画作家の力量だと思うし、本作は間違いなくそういう作品の一つだと思います。
ノア・バームバック監督の次回作はニコール・キッドマンとジャック・ブラックの共演作だとか。早く観たい!




